本サービスは一般的な教育情報であり、医療アドバイスではありません。

サプリアプリ

ランニング・持久系

走行量を段階的に増やし、休養日と適切な靴で故障を防ぎ、炭水化物中心のエネルギーと水分を確保する。サプリで意味が出やすいのは、長時間・高温時の電解質と、検査で不足が確認された場合の鉄です。

持久系で成果を左右するのは、故障しない走行量管理と炭水化物・水分の補給です。鉄は月経のある人や植物性中心の人で不足しやすいですが、検査なしの高用量摂取は危険。多くの「回復系」サプリの根拠は弱めです。

最終確認: 2026-08-06。教育目的であり、診断や治療ではありません。

ひと目でわかる要点

10秒でつかむ
  • 走行量は段階的に。急な増加が故障の最大原因
  • 長い運動では炭水化物の補給がペース維持を支える
  • 60〜90分を超える運動や高温では、水だけでなくナトリウム補給を
  • 鉄は「疑い」ではなく検査で確認してから。自己判断の高用量は危険
  • 抗酸化サプリの大量摂取はトレーニング適応を鈍らせる可能性

サプリの位置づけ: サプリは走力を作りません。補給(炭水化物・電解質)と、検査で裏づけた鉄が例外的に重要です。

本当に大切なことは?

重要な順に並べています。サプリはこの土台の一部にすぎません。

  1. 1

    段階的な走行量と回復

    怪我の予防が最優先。走行量の急増、休養不足、合わない靴が故障の主因です。

    サプリの役割: サプリの役割なし。

  2. 2

    炭水化物中心のエネルギー

    持久運動は炭水化物への依存が高く、長時間では運動中の補給がペースと集中を保ちます。慢性的なエネルギー不足は不調とRED-Sのリスク。

    サプリの役割: ジェルやドリンクは長時間運動の実用的な補給手段。

  3. 3

    水分とナトリウム

    日常の水分補給が土台。長時間・高温での大量発汗時はナトリウム補給が役立ちますが、水の摂りすぎは低ナトリウム血症の危険。

    サプリの役割: 電解質ドリンク/タブレットを状況に応じて。

  4. 4

    鉄の状態(該当者)

    持久ランナー、特に月経のある人や植物性中心の人は鉄欠乏が起こりやすく、疲労やパフォーマンス低下の原因になります。

    サプリの役割: 検査で低いと確認された場合にのみ補鉄。

サプリはどこで役立つ?

有用性の強い順です。鉄は必ず検査で確認してから検討してください。 すべてを摂る必要はありません。多くは不足がある場合にのみ意味があります。

電解質・スポーツ補給

強い・よく当てはまる中程度の根拠

長時間・高温の運動で、失うナトリウムと炭水化物を補い、ペースと安全性を保ちます。

効果が出る条件
運動時間・気温・発汗に依存。短い運動では水で十分。
主な注意点
高血圧・腎疾患ではナトリウム量に注意。水の過剰摂取は低ナトリウム血症の危険。

出典: 米国国立衛生研究所 栄養補助食品室 (NIH ODS) · 国立健康・栄養研究所

状況による確立した根拠

鉄欠乏が確認された持久ランナーでは、補鉄が疲労やパフォーマンスを改善します。特に月経のある人・植物性中心の人。

効果が出る条件
鉄欠乏の有無に完全に依存。フェリチン等の検査で確認してから。
主な注意点
欠乏がないのに摂ると過剰蓄積の害。ヘモクロマトーシス等では禁忌。必ず検査と指導のもとで。

出典: NIH Office of Dietary Supplements · 米国国立衛生研究所 栄養補助食品室 (NIH ODS) · 厚生労働省

プロテイン

状況による中程度の根拠

回復と組織修復のため、1日のたんぱく質目標に届かないときの補助になります。

効果が出る条件
総たんぱく質量に依存。食事で足りていれば不要。
主な注意点
腎疾患では総量を医師と相談。

出典: International Society of Sports Nutrition · 厚生労働省

魚油(EPA・DHA)

根拠は限定的限定的な根拠

「炎症を抑えて回復を早める」目的で人気ですが、持久系での回復・パフォーマンス改善の根拠は弱めです。

効果が出る条件
普段の魚摂取が少ない人での栄養面の底上げが主な意味。
主な注意点
抗凝固薬使用時は相談。高用量で出血傾向。

出典: Cochrane · コクラン共同計画

あなたはどの状況?

ロング走やレースで後半に失速する

運動中の炭水化物補給(ジェル・ドリンク)と水分・ナトリウムの計画を練習で試します。

疲れやすく、月経がある/植物性中心

鉄欠乏の可能性があります。自己判断せず、フェリチンを含む血液検査を受けてから補鉄を検討します。

暑い時期に長時間走る

発汗量に合わせてナトリウムと水分を補給し、喉の渇きと体重変化を目安にします。

食事量が少なく走行量が多い

慢性的なエネルギー不足(RED-S)のリスク。まず総エネルギーと炭水化物を増やし、必要なら専門家に相談します。

たいてい必要ないもの

この目的で過剰に宣伝されがちなものです。まず食事・生活・医療を優先してください。

  • 検査なしのルーティン補鉄

    欠乏がなければ利益はなく、過剰蓄積の害があります。危険な自己判断です。

  • 高用量の抗酸化サプリ(ビタミンC・E大量)

    トレーニングによる適応を鈍らせる可能性が指摘されています。

  • 回復目的の魚油

    持久系での回復促進の根拠は弱いです。

何から始める?

  1. 手順 1

    走行量を管理する

    増加は緩やかに、休養日と靴の状態を確保します。

  2. 手順 2

    補給を練習する

    長時間走で炭水化物・水分・ナトリウムを試し、自分の量を決めます。

  3. 手順 3

    疲労が続くなら検査する

    原因不明の疲労やパフォーマンス低下があれば鉄などを検査します。

  4. 手順 4

    必要な補正だけ行う

    検査で確認された不足のみ、指導のもとで補います。

  5. 手順 5

    レース/期分けで見直す

    トレーニングブロックごとに補給と体調を振り返ります。

サンプルルーティン

実際に試すための短い例です。合わなければ早めに見直してください。

プラン向いている人手順見直し
補給リハーサルロング走やレース準備の人
  1. 長時間走で炭水化物とドリンクを試す
  2. 発汗量に合わせてナトリウムを調整する
  3. 胃腸の反応と失速の有無を記録する
数回試して本番の量を決める。
疲労の切り分け疲労が続く人
  1. 走行量・睡眠・食事量を見直す
  2. 改善しなければ鉄などを検査する
  3. 確認された不足のみ補正する
検査結果に基づき医療者と判断。

エビデンスはどれくらい強い?

運動中の炭水化物・水分・ナトリウム補給には確かな根拠があります。鉄は「欠乏している人」に限って効果が確立しており、それ以外では害になり得ます。魚油やマグネシウムなどの回復系は根拠が弱く、抗酸化サプリの大量摂取はむしろ逆効果の可能性があります。

出典: 厚生労働省 · 米国国立衛生研究所 栄養補助食品室 (NIH ODS) · NIH Office of Dietary Supplements · 国立健康・栄養研究所 · 世界保健機関 (WHO) · International Society of Sports Nutrition

安全と受診の目安

鉄の自己判断、水分過剰、エネルギー不足、持病に注意します。

鉄は検査で欠乏が確認された場合のみ、指導のもとで摂ってください。欠乏がないのに摂ると害になり得ます。長時間運動での水の摂りすぎは低ナトリウム血症の危険があります。月経の乱れ、疲労骨折、極端な疲労はエネルギー不足(RED-S)のサインで受診が必要です。競技者はサプリのドーピング汚染リスクと規則を確認してください。

  • 鉄は検査と指導のもとでのみ
  • エネルギー不足のサインは早めに受診

出典: NIH Office of Dietary Supplements · 米国国立衛生研究所 栄養補助食品室 (NIH ODS) · 国立健康・栄養研究所 · 世界保健機関 (WHO)

次に読むガイド

以下は購入の推奨順位ではありません。根拠と安全性を確認してから判断してください。

サプリメントガイド

スポーツ

電解質

一定の根拠

電解質は、汗で失われるナトリウムやカリウムなどを補うためのサプリ・飲料です。運動量が多い方や暑い時期に利用されます。

体での働き: 水分バランスや筋肉・神経の働きに関わります。

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ミネラル

確立された根拠

鉄は、酸素を運ぶ赤血球に欠かせないミネラルです。必要性には個人差が大きく、過剰摂取に注意が必要です。

体での働き: 酸素の運搬に関わります。

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たんぱく質・アミノ酸

プロテイン

確立された根拠

プロテインは、食事で不足しがちなたんぱく質を手軽に補うための粉末や飲料です。運動する人だけでなく、たんぱく質が不足しやすい人にも利用されています。

体での働き: たんぱく質は筋肉や皮膚、酵素など体を作る材料になり、日々の維持や運動後の回復に関わります。

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脂肪酸

フィッシュオイル(オメガ3)

一定の根拠

フィッシュオイルは、青魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)を補うサプリです。魚をあまり食べない方に検討されます。

体での働き: 細胞膜の構成や、体の調整に関わる脂肪酸です。

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ミネラル

マグネシウム

確立された根拠

マグネシウムは、体内の多くの反応に関わる必須ミネラルです。食事で不足しがちな方や、夜のリラックス習慣を整えたい方に検討されます。

体での働き: エネルギー代謝、筋肉や神経の働き、骨の維持などに関わります。

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成分モノグラフ

タイプ

月額パック

学習記事

ランニングのよくある質問

ランナーが気にすることが多い栄養は?

汗で失われる電解質と、持久系で不足を意識する方がいる鉄がよく挙げられます。鉄はとりすぎに注意が必要な栄養でもあるため、気になる場合は数値を確認できる医療機関で相談すると安心です。

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長く走る前後で意識することは?

走る前後の水分・電解質の補給と、食事からのエネルギーとたんぱく質が基本です。サプリはあくまで補助として、活動量や体調に合わせて無理なく取り入れましょう。

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ランニング・持久系のために何から始めますか?

走行量を段階的に増やし、休養日と適切な靴で故障を防ぎ、炭水化物中心のエネルギーと水分を確保する。サプリで意味が出やすいのは、長時間・高温時の電解質と、検査で不足が確認された場合の鉄です。

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ランニングのプランが役立っているかどう判断しますか?

開始前に関連する指標を1つ決めて基準を記録し、ガイドの期間で見直します。サプリの体感を診断に使わないでください。

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ランニングについて専門家に相談するのはいつですか?

鉄は検査で欠乏が確認された場合のみ、指導のもとで摂ってください。欠乏がないのに摂ると害になり得ます。長時間運動での水の摂りすぎは低ナトリウム血症の危険があります。月経の乱れ、疲労骨折、極端な疲労はエネルギー不足(RED-S)のサインで受診が必要です。競技者はサプリのドーピング汚染リスクと規則を確認してください。

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参考文献

  1. 厚生労働省. 日本人の食事摂取基準(2025年版).
  2. 米国国立衛生研究所 栄養補助食品室 (NIH ODS). 栄養補助食品ファクトシート.
  3. NIH Office of Dietary Supplements. NIH ODS mineral fact sheets.
  4. 国立健康・栄養研究所. 『健康食品』の安全性・有効性情報 素材情報データベース.
  5. 世界保健機関 (WHO). 身体活動と座位行動に関するガイドライン(2020年).
  6. International Society of Sports Nutrition. Protein intake and exercise position stand.